自己肯定感と自信は違う

いらっしゃいませ。
本サイトでは「自己肯定感」を一つの大きなテーマとしております。
また、占い師として活動すると決めた私の最大の動機は「自己肯定感の低さゆえに苦しむ人たちの力になりたい」でした。
本日は「自己肯定感とはなんなのか」「自信とはどう違うのか」をテーマにいたしました。
是非最後までお付き合いください。
自己肯定感とは
自己肯定感という言葉になじみの無い方もいらっしゃると思います。
Wikipedia先生によると、自己肯定感とは以下のように定義されています。
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自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)と同じ意味あいで用いられる
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ここで余計に「自信と違わないのでは?」と感じた方もいらっしゃると思います。
確かに二つは一見すると非常に似ているのですが、決定的な違いが有ります。
それはなんでしょうか。

自信はアクセサリー、自己肯定感は素肌
自信というのは人生の分野別に獲得することが可能です。
例えば、とても美しい女性が居たとします。
耳にタコができるくらい、美しいと言われて育ったため、自分の顔には自信が有ります。
しかし彼女は体型にコンプレックが有り、体型には自信が有りません。
つまり、自信は分野別に獲得することができるのです。
では自己肯定感とはなんでしょうか。
この女性の例で言うならば、「こんな体型の私は誰からも愛されない」「価値が無い」と感じてしまうか、それとも「体型にコンプレックは有るけれど、それが私の価値の全てを決めたりしないわ」と感じるか。
自己肯定感がしっかりと育まれているのはどちらだと思いますか?
言うまでも無く、後者です。
耳にイヤリングやピアスをつければその部分はきらびやかになります。
キラキラとしたネックレスをつければその部分は華やかになります。
しかしアクセサリーは付けた部分しか飾ってはくれません。
そして外してしまえばまた元通り。
自信も同じです。
体型に自信が無くても顔に自信を持つということはできるし、失うことも有る。
アクセサリーと似ています。
対して自己肯定感はあくまでも「ベース」です。
お化粧をする際にもベースとなる肌が美しいか荒れているのかでは、仕上がりが全く違ってきます。
ファンデーションが綺麗につくのか、崩れやすくないか、など、「お化粧をしたときの反応」を決めているのはベースとなる肌なのです。
しかもアクセサリーのように、外してしまうこともできません。
自己肯定感もベースですから、あなたに起こる全てのことへの反応を決めています。
そして分野別に獲得することは有りません。
たった一つなのです。
自己肯定感がしっかりと育まれている人でも自信を失うことは有りますが、必ず浮上できるのです。
何故なら自己肯定感は一度育めれば失うことが無いからです。

自己肯定感は成功体験とは無関係
ここで自己肯定感を育む方法として、何が思い浮かぶでしょうか?
巷では「成功体験を増やす」という方法が推奨されているのを見かけることが有ります。
しかし、ここで疑問が生まれます。
自己肯定感が低い子供と、自己肯定感が高い子供が居るという事実です。
子供時代は成功体験の数にさほど大きな違いというのは有りません。
しかし、その子供の中にも自己肯定感が低い子と高い子が存在するのです。
これは一体なぜなのでしょうか。
自己肯定感は親から育ててもらうもの
そうです。
自己肯定感は生育過程で親から育んでもらうものなのです。
無条件で愛されているという安心と信頼に包まれて育つことで、自己肯定感は育まれるのです。
ここで大人になったあなたは絶望するかもしれませんが、大丈夫です。
大人になってから自らの手で自己肯定感を育てることは十分に可能なのです。
それも誰もが可能なのです。
今日から始められます。
具体的に自己肯定感を高める方法については、ブログの「自己肯定感を高める方法」にカテゴライズされている記事をご覧ください。
あなたに必要なヒントを、どうぞお持ち帰りいただければと思います。