辛い恋は子供時代の続きかも

いらっしゃいませ。
本日は、占いでも最も多いご相談である「辛い恋愛」についての内容となります。
あなたの恋が少しでも幸せなものになるよう、何かヒントを得ていただけますと幸いです。
占いのご相談で最も多いのは「片想いの相手の気持ちを知りたい」というものです。
その中でもやはり違いが有り、「脈が無さそうであればすぐに見切りをつけて諦めたい」というタイプの方と「今現在の恋以外は考えられなくて苦しい」という、大別して二つのパターンに分かれます。
今回お伝えしたい内容は、後者の方に向けてとなります。
何故、幸せな恋愛が出来ないのか
・片想いが成就したことがほとんどない
・一人の人を長く想い続けて忘れられない
・好きな人とは両想いになれないのに、どうでもいい人からはモテる
・恋は苦しいものだと思っている
こういう人は、内容は違えど育ってきた家庭環境や親御さんとの関係に問題を抱えている場合が多いです。
問題の内容は様々で、人によってはもう乗り越えているように見えている場合も有ります。
親を愛している人も居ます。
しかし、恋愛パターンと親との関係というのはとても似ています。
どういうことでしょうか。
子供の頃から親に対して自由に感情表現が出来てきた人は、好きになった相手に対してもそうである場合が多いです。
親御さんから十分に愛されてきたと感じている人は、自分が誰かに拒否されたり嫌がられるなんてことは無いと思っていたりします。
だから臆することなく真っ直ぐに好意を表現しますし、要望も伝えます。
こういう人の恋愛は上手くいっている場合が多いですし、結婚生活に関しても同様です。
対して、子供時代から親の顔色を伺って生きてきた人はその癖が対人面全般に出てくるので、「誘ったら迷惑かも」「話しかけたら迷惑かも」と考えて深みにハマり、結局行動出来ません。
また、親御さんから愛されてこなかったと感じている人は「私には相思相愛の恋愛は出来ない」という信念を、無自覚ながら持っていることが有ります。
こうなると本人がどれだけ前向きになろうとしても、信じているのは「自分が愛される訳が無い」ということなので、現実がどうであれ、いつも不安がつきまといます。
あなたがもし、ご自身の子供時代や生育過程、ご両親との関係に問題が有ったと感じている場合、知っていただきたいことが有ります。
今の恋愛は子供時代の続き
子供時代というのは数年で終わります。
しかし、人は年齢が変わる度に新しいドアを開ける訳では無く、3歳の自分も15歳の自分も、そして今の自分も、実際には一本の線の上に有ります。
だから「昔のことは昔に置いてくる」というのが難しいのです。
「愛してくれなかった親から今更愛されたいと思わない。むしろ嫌い」と思っている方もいらっしゃると思います。
ただ、その「愛して欲しかったのに愛してくれなかった」という気持ちは、別の形で自分の人生を悩ませます。
そうです。
今度は「愛した人に愛してもらえない」という、悲恋のループが始まるのです。
「親」という限定的な存在に愛されたいのではなく、「自分が愛した人」に愛されたい訳ですから、大人になったら対象は「好きな人」に変わっていくのです。
もしも上手くいかない恋愛パターンを繰り返している場合、子供時代の続きをしていないか、一度考えてみて下さい。
「愛されたい人から愛されない」という信念を持っている場合、振り向いてくれない人ばかり好きになったりします。
「親に貶されて育った場合」たとえ暴言だとしてもあなたに何らかのアクションを起こしてくる人を好きになったりします。
今の自分の恋愛パターンと、子供時代のあなたが繋がっているのだとしたら、どうすれば良いのでしょうか。
子供時代の続きはもうおしまいにする
今、決めることです。
「もう子供時代の続きはこれでおしまいにします」と。
そして、これからは「今までの自分ならしなかったこと」をしてみて下さい。
例えば、相手の都合をやたらと考えてしまい動けないのであれば、その逆をしてみる。
つまり「自分が連絡したければする」ということをしてみる。
先に申し上げておくと、それでも上手くいかない場合も多々有ります。
何故なら、恋愛には相手の都合やタイミングも大きく関係するからです。
それでも今までの自分ならしなかったことをしてみる、というのは意味の有ることです。
今の現実を作ってきたのは過去のあなたですから、違った未来を作りたいのであれば、行動を変えていくことも必要です。
そしてそれ以上に「こういう選択も有りなんだな」ということを体感していただきたいのです。
あなたが囚われている信念は、世界中に有る選択肢のたった一つでしか有りません。

恋愛パターンを変えるには子供時代と向き合うこと
にも書きましたが、脳は変化を嫌います。
しかし、これからの現実を変えていきたいのであれば変化していく必要が有ります。
まずは子供時代と向き合ってみましょう。
自分がどう扱われてきたのか?
どうして欲しかったのか?
そして、あなたの欲しいパートナーシップの形は、今の恋愛パターンで叶えられるのか?
考えてみていただければと思います。
また同じ悲恋のループにハマっていると感じたときには、自分に問いかけてみて下さい。
「今、子供時代の続きをしていない?」と。