性格を変えたいなら行動を変えた方が楽

いらっしゃいませ。
あなたは、自分が行動出来ないのは性格のせいだから、性格を変えて行動出来る自分になろう!と思っていませんか?
もしそうであれば、それ、逆の方が良いかもしれません。
今回のテーマは「性格が変わればしたい行動を選択出来るのに」ともどかしく感じている方に向けた内容となります。
まず、あなたの行動は何によって決められているのでしょうか。
これは勿論性格です。
では、人はいつ、自分の性格が変わったとハッキリ自覚するのでしょうか。
自分自身の心の声の変化でしょうか?
周囲からの言葉でしょうか?
一番は「行動が変わったと感じた時」ではないでしょうか。
・今まで出せなかった勇気を出せた
・続かなかった事が続けられるようになれた
・初対面の人とも臆することなく話せるようになった
今まで出来なかった事が出来るようになると自信がつきますし、嬉しいですよね。
しかし、それは本当に性格の変化によって行動が変わったのでしょうか?
性格は行動で変えられる
例えば、あなたが苦手意識を持つ事をやってみる時、そこには苦手意識がまだ有りますよね。
周りから見れば「ずっと嫌だと言っていた事が出来るようになるなんて変わったね!」と思うかもしれませんが、行動した瞬間の本人の感じ方は行動前と同じで案外変化していないという事はよく有る話なのではないかと思います。
つまり、最初の一歩を踏み出す瞬間は「性格が変わった時」ではないという事です。
しかし行動し続けると慣れます。
習慣にもなります。
学ぶことが有ります。
その結果、あなたは自信を得たり、または失ったり、自分への信頼を強めたり弱めたりと、内側も変化していきます。
もうお解りかと思います。
そうです。
性格を変える一番の近道は「行動を変えてしまう事」なのです。
ではどう行動すれば良いのでしょうか。
行動のモデルはなりたい自分
あなたがなりたい自分とは、どんな自分でしょうか?
「誰にでも優しい人」
「いつでも自信を持っている人」
様々かと思います。
これは行動を決める際のモデルとして活用出来ます。
何かに対して恐れ尻込みする気持ちが出てきた時には「なりたい自分ならどう行動する?」と自問自答してみて下さい。
もしも自分をモデルにする事が困難なのであれば、憧れの人でも構いません。
「憧れの○○さんなら、こんな時どうする?」
これが合言葉です。
と言うのも、実は性格を変えるより行動を変える方が簡単でずっと楽なのです。
「そんなまさか。行動を変えるのなんて大変なことだよ!」そう感じるかもしれませんが、これは本当の事です。
何故ならば、性格というのは変化を実感することが難しいものです。
それに比べて行動はどうでしょうか。
これは誰の目にも明らかに、変化を感じる事が出来るものです。
ここに「自分がやったんだ」という自信が生まれます。
自分の行動をコントロール出来ているという実感を得られます。
そして、世界のどこかでは同じような行動を選択している人が居るものなので、孤独を感じにくいのです。
行動を変えるハードルは性格を先に変えようとするよりも、意外と低いものです。
行動と気持ちは違っていても良い
初めの一歩は不安でいっぱいでも構いません。
今までの感じ方のままで構わないのです。
勇気で満ち溢れた自信家になってから行動する必要は有りません。
行動する時は恐れを抱きやすく不安になりやすいあなたのままでも良いのです。
意外と低い「行動」というハードルを、飛び越えてみましょう。
勇気は要らないのです。
元々挑戦的で野心家で自信満々な人以外は「行動していくうちにいつの間にか変わっていた」というルートの方が楽だったりします。
行動から変えるというのは実は「早くて楽な道」なのです。
行動を決めているのは性格ですが、しかし、行動は「自分で決められるもの」です。
自分で決めると意識した瞬間から、それは「性格によって決められるもの」ではなく「あなたが自分の為に選ぶもの」に変わります。
初めの一歩に勇気は要りません。