男運、女運なんて無い

2019年05月28日

 いらっしゃいませ。

よく「私男運が無いんだよね」「女運が無いんだよね」「人に恵まれないんだよね」といった言葉を見聞き致します。

しかしながら、そんな運はございません。

その理由をお話ししたいと思います。

負のレッテル貼り

まず、恋愛についてですが、「男運」「女運」が悪いと口にする人は、自分が恋愛で幸せになれると心から信じてはいません。

「男はみんな浮気する」「やっぱり私なんて愛されない」「女なんて金目当て」と、どこかの時点で関係が破綻すると思っている節が有ります。

そしてそれを口にしてしまう人が多いです。

「今までの恋人とは、全て向こうの浮気で別れた」

「毎回暴力を振るわれる」

「いつもお金目当ての女の子しか寄ってこないんだよね」

え?事実を話して何が悪い?

そう感じますか?

では、これを聞いた人はあなたをどういう目で見ると思いますか?

こう思うのです。

「あれ?良い人そうだと思っていたけど、毎回そんな扱いをされるということは、この人何か問題が有るんじゃないの?」

そう感じて、あなたの事をそっと恋愛対象から外す人も多いと思います。

更に悪いことに、これを聞いてもアタックしてくる人は、残念ながらその人も何かしら問題が有る場合が多いです。

支配的であったり、あなたを利用しようとしていたり、もしくは善人ではあるけれど、自分の精神的問題をあなたに解って欲しいと強く望む、依存心の強い人であったり、自分に全く自信が無い弱い人であったり。

少なくとも人生を前向きに作っていこうと頑張っていて、他者に愛を与える事が出来る人は「地雷臭」を感じて警戒します。

あなたの事を悪人であるとは思わないかもしれませんが、人に大切にされない何かがあなたに有るのだと感じ取ってしまいます。

ですから、自ら「男運」「女運」が無いと発言する行為は、愛情深く誠実な人を自ら遠ざける行為に他なりません。

「私は人に大切にされない問題が有る人間です」と自らにレッテルを貼るだけですので、絶対にやめましょう。

友人関係にも同じことが言えます。

あなたがろくでもない友人に悩まされている事を、別の友人に愚痴をこぼしたとします。

その時に「私って本当に人に恵まれない」「友達が居ない」などと言ったら、目の前の友人はどう感じるでしょうか。

その時間をあなたの話を聞く為に費やしてくれている目の前の友人を軽んじる発言です。

また、このような事を言わなくても、あなたが「嫌いな人」「有害な人」と縁を切らずに付き合い続け、その結果不満でいっぱいになり、誰かに話したくなるとします。

その相手は大方、信頼出来る誠実で口が堅い人でしょう。

本来大切にしなければならない筈の人に頻繁に連絡をして毒を吐き続ければどうなるでしょうか。

うんざりされるのは目に見えています。

愚痴をこぼしたくなる事が悪いのではありません。

問題は、あなたにとって有害で縁を切らねばならない人に気を遣い、優しく誠実な人に毒を吐いてしまうという「人選」の方です。

お互いに愚痴を言い合えるのであれば構わないのですが、この負担が偏りすぎるとうんざりされるということです。

あなたに有害な人物と、優しく誠実な人物。

大切にすべきなのは一体どちらなのでしょうか?

誰もが変な人と出会っている

人に恵まれている人は「善い人」としか出会っていないと思いますか?

答えはノーです。

皆、どんな善人でもどんな聖人君子でも、例外無く、おかしな人とも出会っています。

ではどうして人に恵まれている人とそうではない人が存在するのでしょうか。

答えは「誰を自分の人生に招き入れるか」の選択の違いです。

誤解しないでいただきたいのは、「職場の人」「生まれた時から存在していた家族」に関しては簡単に疎遠になれませんので、「家族がおかしいのは私のせいなの?」とは思わないで下さい。

ただ、「誰を自分の人生に招き入れるか」は選べるのです。

出会う相手は選び切れません。

RPGゲームと同じです。

どんな敵と遭遇するのか解らないように、人間関係も「どんな人が隣に引っ越してくるか」「どんな人が自分の所属部署にやってくるのか」「どんな人に声をかけられるのか」は、選べないのです。

しかし、この後のご縁をどうするのかはあなたが選べます。

人間関係で悩みの多い人は、有害な人でも自分の人生に招き入れてしまいます。

その結果、不誠実な人に利用されたり、ぞんざいに扱われたり、恋愛や人間関係で悩み続けるのです。

そして「私は男運が無い」「僕は女運が無い」「友達に恵まれない」「どの職場に行っても変な人ばかり」と、自分にはその手の運が無いのだと思い込むようになるのです。

では、どうすれば良いのでしょうか。

これからそれをご説明致します。

「私は人に恵まれている!」と言えるようになる方法

まず、出会った人たちとのご縁をどう育てるのか?を、あらかじめ決めておきましょう。

それにはこの問いに答えてみて下さい。

①あなたは毎日どんな気分で過ごしたい?

②逆に、どんな気分で過ごすのが嫌?

③あなたが人間関係で大切にしているこだわりは何?

④人からの扱いで嫌なものは何?

私の場合はこうなります。

①穏やか/感謝でいっぱい

②イライラ/嫉妬/不信感

③マウンティングしない/誠実で居る/その人のこだわりや感情は尊重する

④いじられる/競争心をあらわにされる

以上です。

これをハッキリとさせておき、出会った人が②と④に当てはまる人であれば一線引く方が良いでしょう。

当てはまらなくても、①を侵害する相手は付き合いを考えた方が良いでしょう。

③は同じである方がストレスが少なく信頼し合えるでしょう。

これで自分の人間関係の線引きの基準が出来ました。

しかし、解っていても一線引く方法が解らないという方もいらっしゃると思います。

それも併せてお伝え致します。

まず、以下のどれかに当てはまるか、自分自身についてチェックしてみて下さい。

①嫌な事を言われて本当は傷ついているのに笑顔

②お誘いを断れない(回答期限が過ぎるのを待ったり、本当は自分が嫌なのに「あなたが忙しくて大変だと思う」等と相手を気遣うような言い回しで断る、相手から「じゃあやめようか」と悟って言ってくれるのを待つ等)

③心にも無いリップサービスが多い(嫌な誘いを回避出来た際に「本当に残念です(泣)絶対にまた遊びましょうね!」等と言ってしまう)

これらの共通点は「自分は悪者になりたくない」です。

「良い子でいないと愛されない」という低い自己評価が根っこに有ったり、責められる事に強い恐怖心が有ったり、誰からも嫌われたくないという想いが有る為、嫌われ役を買えないのです。

そしてそれは大抵相手に伝わっています。

嫌われ役を買えない人は不誠実でズルく見えてしまいますので、いわゆる「善い人」は「対等に付き合えないな」と警戒しますし、そうではない人は「この人は他人に対して不誠実だからこの程度の扱いで良いだろう」となめてかかってきます。

あなたにこのような特徴が有る場合、やめてしまった方が、結果的には実は楽です。

あなたが自分の感情を害さない人との時間だけを楽しむと決め、対等な関係の為に無理なものはきちんと無理と言う、相手に言われた場合はいじけずに受け入れる。

失礼な事を言われたり傷ついた時は「そういうことを言うのをやめて」と伝える。

それが難しいようであれば必要以上に愛想良くせずに離れる。

要は「自分を大切にする」と決めるのです。

そうすれば不毛な人間関係で消耗する場面は激減し、「自分が大切にしたい人」に集中することが出来ます。

相手が誠実な人であれば同じようにあなたを大切にしてくれます。

あなたが自分を粗末に扱えば、あなたを粗末に扱う人が集まりますし、あなたが自分を大切にすると決めてしまえば、自分を嫌な気分にする人との時間に集中しようとは思わなくなります。

「人は自分を映す鏡」です。

最期に。

いくらあなたの今までの恋愛相手や人間関係がめちゃくちゃであったとしても、人にはこう伝えて下さい。

「私凄く人に恵まれるの」と。

理由はここまでお読みいただいたあなたであれば、解る筈です。

自分を幸せにする魔法
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