不幸に慣れている人が幸せになるには、覚悟が必要

いらっしゃいませ。
「幸せ」という漠然なものは、追えばいつか辿り着く桃源郷というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、幸せというのはあくまでも感じ方でしかなく、現状を幸せだと感じられる自分になることが、人生を幸せにするということです。
不幸な生い立ちの人の中には、自分は一生不幸で居ると信じている人が居ます。
一時だけマインドを変えようとしてはみたものの、やっぱり自分にはダメだと諦めて、この信念を強めてしまう人が居ます。
今回は、この現象の正体についてお伝えしたいと思います。
特にあなたが家庭環境に恵まれなかったのだとすれば、是非知っておいていただきたいことです。
幸せになることを諦める理由
このサイトの大きなテーマは「自己肯定感」です。
これはあなたが幸せになるために必要不可欠なものです。
自己肯定感が低い人がそれを獲得していくには、ある程度の時間が必要です。
どれだけの時間が必要なのかは人により違いますが、ゴールは自分が変わるまで、です。
しかし、物事が上手くいかない時期や、なんとなく憂鬱や不安に引っ張られる日が幾度となくきます。
ここでどう考えるのかがその先を大きく左右します。
「やっぱり自分に幸せなんか似合わない」
「自分はやっぱりこういう人間なんだ」
そう思って不幸に浸る日々に戻ってしまわないように、知っておいていただきたいことが有ります。
それは脳は変化を嫌うということです。
あなたが幸せになる道に挫折する日が有ったとしても、それはあなたが弱いのでは有りません。
脳が変化を恐れているに過ぎないのです。
幸せを目指せないのは不幸で居た方が安心だから
「安心」というのは、決して心安らかな状態のみを指す訳ではありません。
慣れ親しんだ状態も「安心」な状態だと言えます。
誰にとっての安心でしょうか?
あなたでしょうか?
その答えは「脳」です。
不幸に慣れている人は幸せに不慣れです。
つまり幸せがほとんど未知のものです。
未知のものは怖いものです。
そう脳は判断します。
ですからあなたが自分を変えようとすると、言いようの無い不安やネガティブな思考に引き戻されるのは当然なのです。
それは必ず起こる現象であると心得ておけば自分の状態を客観視出来ます。
特に何か有った訳では無いのに頭の中で「自分はどうせ幸せになれない人間なんだよ」という声が出てくる。
そんな時はこう思って下さい。
「慣れ親しんだ不幸な状態に戻ろうとしているんだ。これは真実ではない。」と。

自分を幸せにしない信念は全て解放する
自分には幸せは似合わないだとか、愛した人とは両想いになれないだとか、男運が悪い、女運が悪い、人に恵まれない、誰も解ってくれない、自分は孤独だ。
その思い込みを強めれば強める程、それはやがて信念になります。
どんなに優しい人が本心から「そんなことは無い」と否定してくれても、自分の信念を信じてしまうのです。
あなたを幸せにしない信念を大切に抱きしめるのはもうやめましょう。
自分の人生を幸せなものにするには、あなたが「私は幸せが似合う人間だ」と思う必要が有ります。
そう思えれば、日常の中に小さな幸せと感謝を毎日見出すことが出来、人からの優しさや愛情を真っ直ぐに受け取れるようになります。
幸せに慣れていない人が幸せになるには覚悟が必要です。
自分の慣れ親しんだ信念を手放し、自分を変える覚悟が必要です。
あなたが抱きしめて離そうとしない不都合な信念は何でしょうか。
それはあなたを幸せにしてくれるものなのでしょうか。
不幸なままでもどうせ茨の道です。
なら、不慣れで怖くても、幸せになる道を選びませんか。