イライラしている人の正体

2019年05月31日

 いらっしゃいませ。

あなたは、いつもイライラや不機嫌を撒き散らしている人にお困りではないでしょうか。

彼ら、彼女らの正体が解れば見方が変わって楽になれますので、最後まで読み進めていただければと思います。

まず、彼らはどうしてイライラしているのでしょうか。

元々そのような性格なのでしょうか?

中には「前はそんな事は無かった」「会社ではイライラしているけどプライベートでは良い人」「基本は善人なんだけど・・・」と、困惑されている方もいらっしゃるかと思います。

シーン別にご説明致しますので、ご自分に合うものだけお読みいただいてOKです。

①職場でだけイライラしている

こちらが一番多いのではないかと思います。

周りは「不機嫌を撒き散らすなんて大人げないな」と感じたり、「自分が何かしてしまい怒っているのではないか」と委縮してしまったりします。

職場でイライラしている人の正体は「不公平感の強い人」です。

どういうことかご説明致します。

この人達というのは「本来みんなが担う怒りを一人で背負っている」場合が有ります。

・上司がしっかりしていない

・役職(もしくは雇用形態)不相応な負担を強いられている

・給与額に差が無いのに負担が一極集中している

・新人と給与額に差が無いのに指導する事を強いられている

・人より仕事が出来る

・人員不足の穴埋めはほとんどその人が行っている

・意見を求められる事が多いのに裁量はほとんど無い

・仕事が出来ても昇給しない職場である

こちらをお読みいただきどう感じるでしょうか?

会社組織の有り方として、誰かにしわ寄せがいくような体制だとは感じませんか?

これは組織の在り方の問題なのですが、個人がこれらを背負うといずれガタがきます。

最初のうちは大丈夫なのです。

しかし、常態化して長引けば「どうして自分ばかり」と感じるようになります。

その不公平感は苛立ちへと変わり、やがては隠しきれなくなります。

大人げない事も、周りを委縮させている事も本人は気付いていたりします。

しかし顔や態度に出る訳です。

この場合は環境が変われば解決する場合が多いです。

職場でイライラして不機嫌を撒き散らしている人もある側面から見れば被害者なのです。

あなたが出来る事は以下となります。

・気にしないように自分の感じ方を変える

・組織の体制を変えるように会社に働きかける

・「あなたはもっと評価されるべきなのに負担を強いられすぎている。優しい人だから背負ってくれているんだね」と、彼らの理解者となる

関係性やあなたの立場により出来る事は変わってくると思います。

彼ら彼女らのイライラや不機嫌は誰かへの攻撃なのではなくある種の悲鳴だと解れば、そう怖くはなくなると思います。

本人も自分の態度にガッカリして自己嫌悪に陥っている場合も有ります。

人によってはこれが孤独感となり更なる攻撃性に繋がっている場合も有ります。

※ちなみにただのサディストの場合は「どこからどこまでも嫌な奴」という印象しか残しませんので見分けはつく筈です。

②家庭内でイライラしている

よくあるのが「奥さんがイライラしている」というパターンです。

あなたが女性の場合であれば「お母さんがよくイライラしていた」という記憶が有る場合も有ると思います。

勿論男性が家でイライラしている事も有りますが、これは会社で嫌な事が有っただけかもしれません。

今回はお仕事をされていないのにイライラしている人の話となります。

こちらは女性からよく聞く話として「夫に腹が立つ」です。

内容を細やかに聞くと、こちらも会社内でイライラしている人同様に「不公平感」が根底に有ります。

例えば家事や育児を「手伝うよ」と言われると「あなたは当事者じゃないの?全部私がやる事であるという前提なの?」と腹が立つ。

食器を片付けない、子供が生まれたのに飲み会を断らない、というのもよく聞きます。

これも「いつまでも自分だけ独身気分で居る。私ばかりしっかりしなければならない」という不公平感を抱かせます。

この場合、あなたが出来る事は以下のようになります。

・一人で背負ってくれている事に気付いているという感謝のメッセージを送る

※あなたが仕事が忙しい等で家事分担を平等に出来ない場合

・相手が一番負担に思っている事を自分が担う

など・・・。

自分も家庭の当事者だという自覚が有ると相手に伝えていく事が大切です。

上手くいっているご家庭をモデルに学んでみるのも良いかと思います。

③特定の人と居る時だけイライラしている

こちらは職場でもプライベートでも起きます。

そしてその対象があなたである場合もあれば、そうではない場合も有るでしょう。

しかしながら他の人への態度との違いで、特定の人に対してだけイライラしているという事にはすぐに気が付くでしょう。

これにはいくつかの理由が考えられますが、嫌いだとか性格的な特徴が好きになれないという事以外に、「防衛反応」の可能性が考えられます。

①相手からマウンティングされない為の防御

②尊厳を踏みにじられない為の防御

③嫌われていると感じているので先に攻撃性を出す事で自分を守っている(つまりいじけている)

等です。

例えばよく聞くのは「新しく働きだしたパート先に居た年下の先輩に、自分が年上だからと初対面からメタ口で話している」ケースですが、これは暗に相手を格下認定している行為です。

このように「そんなつもりは無いけれど」何らかの形で相手のプライドを傷つけていると、相手は「この人と話すと下に見られているようで気分が悪い」と感じ、自分を守るために攻撃的になります。

④寝不足

身もふたも有りませんが、単なる寝不足でも人はイライラします。

寝不足でイライラしている人はお酒に酔っている状態同様、本人の理性の問題では無いので放っておいて下さい。

他人の機嫌は他人のもの

イライラしていて不機嫌を撒き散らしている人は、その理由をハッキリとは伝えてくれません。

本人もそこまで掘り下げて考える余裕が無い場合も有るのです。

根底には「言わなくても気付いて欲しい。察してくれないから尚更イライラしてくるのだ」という孤独感が潜んでいたりもします。

そして、ここまでお読み下さったあなたに一番お伝えしたい事は「他人の機嫌は他人のもの」だという事です。

基本的に他人の機嫌や表情が気になる人というのは、自分にも「いつも笑顔で居る事」「イライラしても悲しくても表に出さない事」という禁止事項を設けている場合が非常に多いです。

ご本人が気遣い屋さんなのです。

しかし、自分に禁止している事を他人がしていると腹が立つものなのです。

みんながみんな、他人の機嫌や表情を気にしている訳では有りません。

あなたが過剰に他人の機嫌や表情が気になる場合、あなた自身の考え方がそうさせてしまっている可能性が有ります。

そんな時は自分に少し甘くしてみると、他人の事も余り気にならなくなります。

実は「イライラをすぐに表に出してしまう人」も、「イライラしている人が気になってしまう人」も、根っこの部分はとても似ています。

自分に優しく甘くなると、他人の事が気にならなくなる上に、イライラしにくくなります。

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